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2007年12月12日

映画『魍魎の匣』〜京極夏彦の作品から

魍魎の匣(もうりょうのはこ)
2007年12月22日〜渋谷東急・全国松竹・東急系にて公開

戦後間もない東京で、美少女のバラバラ殺人事件が
新聞やニュースで騒がれていました。

私立探偵の榎木津(阿部寛)のもとに、
人気絶頂で引退した女優・柚木陽子(黒木瞳)に
関する依頼が転がり込みます。

一方、神田の出版社を訪れた小説家・関口(椎名桔平)は、
バラバラ殺人事件について衝撃的な事実を聞かされます。

さらに編集者の敦子(田中麗奈)は、
「神秘御バコ教」という教団の黒い噂を耳にし、
調査を始めます。

やがてこれらの事件はあるひとつ事件へと結びついていきます…。



10年も前に読んだ小説の映画化です。
これ…どうやって映像化するんだろう?と不思議です。
やっぱり…CGでしょうね?(笑)
それ以外には考えられませんから。

この京極夏彦の京極堂シリーズって言っていいのかな?
この登場人物は同じなのですが、
シリーズものは、すっごく面白いです。

絶対に読むべきです。

小説としても当然、面白いのですが、
他の事についてとも興味深く書かれています。

ある一説から選抜しますが

*******ここから********

阿闍世コンプレックス(あじゃせこんぷれっくす)を
口愛サディズムに結びつけて考えているね。

快楽と破壊のアンビヴァレンスだ。
一体感と甘えを基盤にして、
それらの疎外による恨みや攻撃が起こる。

これらはその後攻撃に対する許しと、
罪悪感を経て、再び一体感を迎える。
循環する心理過程だね。

それらの要素の複雑に絡み合った感情概念の
複合体が阿闍世コンプレックスだ。

これはフロイト博士のエディプス複合と対比して語られる。
日本的情念を理解するうえでは欠かせぬ理論だと思えるね。
(魍魎の匣より選抜)

*******ここまで*********

すいません。非常に長い文章になりました…汗
京極夏彦さんの文章は長いです…(笑)

この上記の心理はわかりますでしょうか?

愛するが故に攻撃してしまう。
こういう状況はよく見かけます。

簡単にいうと、
愛するが故に疎み蔑み憎む感情のことです。

愛しているのにどうして?と思うでしょうが、
親(特に母親)に対しての感情などが多いようです。

絶対的愛情のある親が、
不正なことをした場合などに、
こういう感情を抱きやすくなります。


こんな事も小説を読むと理解することが出来ます。

ホント、このシリーズおすすめなんで、
ぜひ、読んでみてください。


姑獲鳥の夏 第1作目


魍魎の匣 第2作目


狂骨の夢 第3作目


鉄鼠の檻 第4作目


絡新婦の理 第5作目


塗仏の宴(宴の支度)第6作目


塗仏の宴(宴の始末)第7作目


百鬼夜行−陰 第8作目

百器徒然袋−雨 第9作目


今昔続百鬼−雲 第10作目


百器徒然袋−風 第11作目


陰摩羅鬼の瑕 第12作目


邪魅の雫 第13作目

京極夏彦さんの作品はこれにとどまらないのですが、
このシリーズは特にオススメなので、
内容も軽く載ってますので、見てみて下さいね。

今日はちょっとお知らせだけになってしまいましたが、
この小説もしあわせの1歩です!

明日はしっかり私の『しあわせ』についての
思いをお話しますね。


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