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2008年07月25日

かぐや姫の本心

今日のテーマ「かぐや姫の本心」

今は昔、竹取の翁というものありけり。
野山に交じりて竹を取りつゝ、萬づの事に使ひけり。

昔、暗誦させられましたが、この1節しか覚えていませんでした(爆)

かぐや姫は、一体どういう本心であったのかを考えたいと思います。
まずは物語をおさらいしましょう。

昔々、あるところにお爺さんとお婆さんが、竹をとって生活をしていました。
そんなある日、根本が輝く竹を発見し、お爺さんが割ってみると、
中から3寸ほどの小さな赤ん坊が出てきました。

子供のいなかった二人は、自分の子供のようにこの子を育てました。
その後、お爺さんが竹取に行くと、竹の中から金を見つけることが重なり、
段々と裕福な家になっていきました。

3ヶ月後には年頃の娘に成長したかぐや姫は、5人の男性に見初められ、
求婚されますが、それぞれに噂で聞く宝を持ってきたならば、考えましょうと言います。

この宝が仏の御石の鉢、蓬莱の玉の枝、火鼠の裘、龍の首の珠、燕の子安貝です。

しかし、これはあくまでも噂の宝です。
実際にあるはずもなく、5人は偽物を作らせたり旅に出たりしますが、
結局、宝は手に入らず、かぐや姫を諦めます。

こんな話を帝が聞き付け、是非かぐや姫に逢いたいと言ってきました。
因みに帝は今でいう天皇陛下です。

かぐや姫はそれをも拒んでいましたが、訪ねてきた帝に姿を見られると、
地上のものとは思えない早さで姿を消し、帝はこれにて諦めます。

しかし、帝とは和歌のやり取りをするようになるのですが、
3年を過ぎたある日、月に帰らねばならないと言い出します。

帝の耳にもその話が入り、軍を率いてかぐや姫を守ろうとするのですが、
お迎えが来ると、軍も帝も戦意を喪失し、かぐや姫は月に帰ってしまいました。

別れの時、かぐや姫は帝に3つの贈り物をします。
それが不死の薬、天の羽衣と、帝を慕う心を綴った手紙でした。

しかし、帝はそれを全て駿河の国の一番高い山で焼くように命じました。
その山はその後、「不死の山(富士山)」と呼ばれるようになりました。


と、まぁ。
こんな内容でございます。

5人の好色男には無理難題を言いつけ、帝には宝を授けたかぐや姫の本心は、
今の女性にも通じるところがあるように思います。


だた、好きだ結婚してくれ!僕にはこれこれ出来ます。
僕はこれを持ってます、お金があります、といって、
心から結婚したいと思う人はいない訳です。

かぐや姫は自分が月の人間であることを知ってましたから、
誰とも結婚するつもりは無かったでしょうが、帝には心を許していたのでしょう。

帝もかぐや姫を側室にするつもりだったのか、
御台(みだい)にするつもりだったのかは分かりませんが、
早々に諦めているんですね。

諦めたから帝は和歌を通じて、かぐや姫と少しずつ心を通わせました。

男女の心は、特に恋愛となると、少しずつが丁度良いと思います。
よく、急激に燃えた恋は急激に冷めるって言いますが、
結構当たっているのではないかな?と思いますね。

相手のことを自分も理解していない、相手も自分を理解していない状態で、
好きだ、付き合ってくれ、結婚してくれでは全く心が通っていません。

帝とかぐや姫は3年の間、和歌のやり取りをしています。
今はスピード社会とは言いますが、ちょっと焦り過ぎている人が多いような気がします。

まず基本にあるのは、自分で自分を理解することです。
ここが出来ていないのに、相手に理解して貰う事は不可能です。

自分はこういう人間だ!というのがわかって初めて、
それを人に理解して貰う手立てが見つかります。

人間にはプライドという、あまり使い道のないものがあります。
プライドがあったので人生助かった!とか、プライドがあったので、
九死に一生を得た!という話は聞いたことがありません。

ついでにいうと、プライドのおかげで人生を棒に振るったという人なら、
何人も見ていますが…。

かぐや姫に出てくる帝には、プライドはありません。
早々に諦めるのをプライドが無いとは言いませんね。
賢いだけです。

自分の弱い部分をプライドがあるから、見て見ないふりをしていては、
いつまでたっても相手に理解はして貰えません。

まずは自分で自分を知り、それを受け入れること。
信頼関係を結びたい相手には、理解して貰い、自分も相手を理解する努力をすることです。


◆◇◆◇◆◇◆編集後記◆◇◆◇◆◇◆

セミって、朝の何時頃に鳴き始めるか知ってますか?

因みに今朝は4時30分頃でした…(笑)



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azusa_hijiri at 18:36│この記事をクリップ!人間関係 | 昔話から学ぶ